あすか歯科クリニック つつじヶ丘 院長先生インタビュー
京王線 つつじヶ丘駅からバスで7分、徒歩だと15分程度のところにある、東京都調布市の「あすか歯科クリニック つつじヶ丘」は、予防に力を入れている歯医者さんです。
今回は、あすか歯科クリニック つつじヶ丘 の院長である干川(ほしかわ)先生に、色々とお話を伺ってきました。
あすか歯科クリニック つつじヶ丘の詳細情報はこちらをご覧ください。
Q1) あすか歯科クリニック つつじヶ丘 のコンセプトを教えてください。
A) 当院のコンセプトは「ずっと長く通っていただけるクリニックにする」ということで、そのために「予防・メンテナンスをしっかりできる環境を作る」というのを重視しています。
治療をちゃんとやる、治療技術を追求する、というのは前提です。もちろん非常に大事だと思っていますし、私自身もしっかり行っているつもりです。
ただ、長い目で見て、楽しく食事ができたり、歯やお口のことにストレスを感じないためには、やはり予防とメンテナンスが重要だと思っています。
予防・メンテナンスの主役は、歯科医師ではなく歯科衛生士です。
当院は、歯科衛生士が長くお口の健康をサポートするクリニックとして、地域の皆さまが長く通ってくださるように、日々努力をしています。
Q2) 具体的な取り組みを教えてください。
A) 当院は、開業当初から変わらず、「歯科衛生士担当制」としています。
ある患者さんが、数か月に1回メンテナンスで来院されるときは、基本的には同じ歯科衛生士が担当する、というのが歯科衛生士担当制です。
もちろん、あまり当院にいらっしゃれない患者さんの場合だったり、急に担当の歯科衛生士が来られなくなった、というときには別の歯科衛生士になることもありますが、基本的には同じ歯科衛生士がずっと担当します。
歯科衛生士のメンテナンス予約は、多くの他の歯医者さんが30~45分だと思うのですが、当院は毎回1時間をとっています。
お口の状態がすごい良好な方ですと、処置自体は20分くらいで終わってしまうこともあり、残りのお時間は、歯科衛生士と世間話をしていたりします。
ずっと同じ歯科衛生士が担当し、1時間アポイントで患者さんから色々なお話をお聞きする、という土台があることで、歯科衛生士が、患者さんのお口の中の変化、生活の変化、体調の変化 などに気付くことができます。
悪い兆候があったりしても気付くことができるので、例えむし歯になってしまっても、かなり早期に発見することができ、治療も最小限で済みます。
Q3) 内装が歯医者さんぽくないですが、ここにも何かこだわりが?
A) すごいこだわったわけではないですが、気にしたポイントはいくつかあります。歯医者さんぽくないかは分からないですが…(笑)
まず、バリアフリー設計というか、誰でも入れるようにしたいなと思っていたので、そういうことを設計士さんにはお願いしました。
待合室から診療室に行くには、段差ではなくスロープにして、個室もかなり広めに作ってあります。
車いすやベビーカーでもそのまま診療室まで入れるようにしてあります。
他にも、当院は5台の歯科チェアがあるのですが、全て個室にしました。
個室にすることで、処置をする歯科医師や歯科衛生士はもとより、患者さんも落ち着いて治療を受けることができたり、他の人に聞かれる心配なくお話をしてくださったりするだろう、と思っています。
先ほどの質問で、患者さんと歯科衛生士がお話をするのが大事、と言いましたが、その環境を整えるためにも、全部個室にしたかったというのもあります。
後は…やはり医療機関なので清潔感を感じてもらおうと思って、全体的に白い、明るい基調で統一しました。
床や壁が白いと汚れが目立つので、掃除は大変なのですが、幸い当院スタッフが頑張ってくれていて、キレイな状態を維持できています。
Q4) 予防にこだわってよかったなと思うことってありますか?
A) やっぱり、患者さんのお口や歯の状態がどんどんよくなっていくのを実感するときですね。
最初は1時間のアポイントの大半をメンテナンス処置に使っていたのが、定期的にご来院いただいて、お口の状態がどんどん良くなっていって、処置に使う時間が徐々に短くなっていく。その代わりにお話の時間が増えていく、というところで実感します。
患者さんと歯科衛生士のお話が盛り上がると、やっぱりクリニックに活気が出ます。
シーンとしていて、処置の音だけが響く、というクリニックにはしたくなかったので、色んな歯科チェアで活気ある話し声が聞こえてくる、というのは本当に嬉しいと思っています。
患者さんから「ありがとう」と言われることがあるのも嬉しいですね。
例えば、来院し始めたときにはお口の状態があまりよくなく、食べられるものも限られている高齢の女性の患者さんがいらっしゃいました。
その方は、食べられるものが限られているので、家族の中で1人だけ食べるものが違っていたようなんです。
でも、当院でメンテナンスを受けていくうちに、お口の状態が良くなっていって、家族と同じものが食べられるようになりました。
そうなると、ご本人は、お孫さんと一緒に食事ができたり、お友達とランチに行くことができるようになって嬉しいですし、食事を作る方も、当初は家族用とおばあちゃん用の2通りの食事を作らなくてはいけなかったのが、1回で済むようになって楽になって…と、ご本人だけではなく、その周りにいらっしゃる方々も幸せになる、という経験もしました。
そういった意味では、やはり予防・メンテナンスを通じて、お口の状態をどんどん良くしていく、というところはやりがいがありますね。
Q5) 働いているスタッフが皆さん感じの良い方なんですが…
A) ありがとうございます(笑)
あすか歯科クリニックは、私も含めたスタッフ間で、ちゃんと「ありがとう」を言うとか、相手がどう感じるかをきちんと考えてコミュニケーションをとる、という基本的なところをすごい大事にしています。
そういうスタンスで患者様とも向き合っていると、患者様からも「ありがとう」が返ってくるんです。
例えば、実際に以下のようなことがありました。
- 庭で大事に育てた花を「あすか歯科に飾ってほしくて」と持ってきてくださった
- とれたての野菜を持ってきてくださった
- ご自身が子どもの頃に読んでいた本を譲ってくださった
- 「息子と魚を釣ってきたよ。みんなで食べて」と刺身の盛り合わせを作って持ってきてくださった
- 旅行に行ったときにお土産を買ってきてくださった
「旅行先までクリニックや私たちのことを考えてくださるなんて」と、スタッフが感動していたのを覚えています。
あすか歯科クリニックのスタッフは、そういう、患者様とクリニック・スタッフの間の良い関係性にやりがいを感じているので、それが他者に対する感じの良さにつながっているんだと思います。
また、向上心が強いスタッフも多くいます。
最近だと、月1回大阪で行われるトレーニングに自発的に参加している歯科衛生士がいます。費用はクリニックで負担しています。
来年からもう2人、そのトレーニングに行きたいと言っているので、行ってもらおうと思っています。
費用も結構かかるのですが、そういうトレーニングを受けることによって自信にもつながりますし、実際にスキルアップもするので患者さんにもより良い医療を提供できると思っています。
Q6) 最後に、今後の展望を教えてください。
A) 壮大な野心があるわけではありません(笑)
すごい地味かもしれませんが… せっかくこのつつじヶ丘の地に開業したからには、地域にお住いの皆さまのお口の健康を守り続ける、そのために必要なことを愚直にやっていく、というのが、今後の展望ですね。
これからも「あすか歯科クリニック つつじヶ丘」は、治療はもとより予防とメンテナンスに力を入れて、地域の皆さまにずっと長く通っていただけるクリニックにしていきます。
インタビューを終えて
あすか歯科クリニック つつじヶ丘 の院長 干川先生にじっくりお話を伺いました。
干川先生は、理性的にお話しをする雰囲気でしたが、患者様のお口の健康を守る、という部分には、かなり熱いものを持っている印象でした。
他にもお話をお聞きしたスタッフの皆さんは、明るく元気で、インタビュアーにも気を使っていただいて、本当にいい方ばかりでした。
近くにお住いの方にはお勧めなので、ぜひお気軽にご来院してみてください!!
あすか歯科クリニック つつじヶ丘の詳細
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