細田歯科医院 理事長先生インタビュー
細田歯科医院は、東京都葛飾区細田にある、予防に力をいれている歯医者さんです。
細田歯科医院は、JR総武線 小岩駅からは徒歩約18分、京成本線 京成小岩駅からは徒歩約14分と、多少距離があるため、患者さんの多くは細田地域にお住いの方々です。
一方、スポーツマウスピースなどで「わざわざ細田歯科医院に来る」という方もいらっしゃるようです。
細田歯科医院は、歴史がある歯医者さんではありますが、数年前に内部を改装して、新しくできたクリニックと同じような明るさ、綺麗さとなっています。
「セルフケアグッズの処方」という点で第一人者と言われている、医療法人社団栄昂会 理事長、細田歯科医院 院長の中原先生に、細田歯科医院について色々とお話を伺ってきました。
細田歯科医院の詳細はこちらからご覧ください。(院内ストリートビューや動画も載っています)
※医療法人社団栄昂会が運営する歯医者さんは、2025年2月時点で、東京都・神奈川県に3つあります。
- 細田歯科医院 (東京都葛飾区)
- 戸塚駅前トリコ歯科 (神奈川県横浜市戸塚区)
- 小岩駅前パークス歯科 (東京都江戸川区)
Q1) 細田歯科医院のこだわりやコンセプトを教えてください。

A) 細田歯科医院は、私の父の代から続く歯科医院ですが、私が2017年に院長になってから、コンセプトを大きく変えました。
父の時代は「歯が痛くなったら歯医者に行き、治療をして終わる」というスタイルが一般的でした。
しかし、私は「予防」に重点を置いた歯科医療を提供することを決意し、医院全体の方針をシフトさせました。
歯の健康を長期的に守るためには、ただ治療するのではなく、その原因を改善し、再発を防ぐことが重要だと考えているからです。
そのため、当院では特に「歯ぐきの状態を良くしてから治療を行う」という方針をとっています。
歯周病や歯ぐきの炎症がある状態で治療を進めても、長期的に見るとトラブルの原因になりやすいからです。
例えば、むし歯治療をしても歯ぐきが弱っていると、詰め物や被せ物のフィットが悪くなったり、再発のリスクが高まったりします。
そこで、まずは歯ぐきの健康を回復させ、その上で最適な治療を行うことで、患者さんの歯を長持ちさせることを目指しています。
ただし、長年通ってくださっている患者さんの中には「とにかく早く治療してほしい」という方もいらっしゃいます。
そうした方々には、できるだけ父の代の治療スタイルにも対応しつつ、新しい治療方針に慣れていただけるように工夫しています。
その結果、3年ほどかけて医院のスタイルを完全に「予防中心」に移行することができました。
また、当院では口腔内だけでなく、お顔や全身の状態もしっかりと拝見することを大切にしています。
例えば、患者さんの姿勢や噛み合わせのバランス、表情筋の動きなども考慮しながら治療を進めることで、より包括的な歯科医療を提供できると考えています。
これは「木を見て森を見ず」ではなく、「地球を見て森を見て木を見る」ような視点を持つことが大切だと考えているからです。
歯科医療は、単に歯を治すだけでなく、患者さんの全身の健康や生活の質にも大きく関わるものですから、その点をしっかりと意識しながら診療を行っています。
Q2) 細田歯科医院で力を入れている治療について教えてください。

A) 当院では「歯周基本治療」と「入れ歯治療」に特に力を入れています。
歯周病は放置すると歯を失う大きな原因になりますし、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、当院では歯周病の治療と管理に力を入れ、患者さんの歯をできるだけ長く維持できるよう努めています。
歯周病は一般的に「治せないもの」と考えられがちですが、当院の歯科衛生士は専門的なトレーニングを受け、一定レベルの歯周病であれば改善できる技術を身につけています。
外部の講師からも「ここの歯科衛生士の技術は非常に高い」と評価されており、歯周病に対するアプローチの質には自信を持っています。
さらに、患者さんに合ったセルフケアの指導を徹底することで、治療後の再発防止にも力を入れています。
また、入れ歯治療に関しては「噛める入れ歯」を作ることを最重要視しています。
当院での入れ歯製作は、静的な噛み合わせの位置だけを基準にして入れ歯を製作するのではありません。
それでは「実際に食事をするときに噛めない」という問題が生じやすくなります。
当院では、噛み合わせの位置だけでなく、顎の動きまでしっかりと記録したうえで入れ歯を作るようにしています。
これにより、食事の際にも自然に噛める入れ歯を提供することができます。
実際、当院は歯科技工所から表彰されるほど多くの入れ歯を製作しており、その品質にも自信を持っています。
入れ歯は単なる「人工の歯」ではなく、患者さんの生活の質を左右する重要なアイテムです。
そのため、見た目だけでなく、機能面にもしっかりとこだわり、患者さんが快適に使えるものを提供することを大切にしています。
Q3) セルフケア指導にも力を入れていると伺いました。どのような取り組みをされていますか?

A) セルフケアこそが予防の神髄だと考えています。
歯科医院でどんなに良い治療を受けても、日々のケアが不十分では、結局また問題が再発してしまいます。
そのため、当院では患者さん一人ひとりに合った歯ブラシや歯磨き粉の選び方、磨き方の指導を丁寧に行っています。
特に、患者さんの口腔内の状態に応じて、その日そのタイミングで最適なアドバイスをすることを大切にしています。
例えば、歯周病が進行している方には専用の歯ブラシや歯間ブラシをお勧めする、矯正治療中の方には適切なケア用品を紹介するなど、個別対応を徹底しています。
ただ「歯を磨いてください」と伝えるのではなく、「どうすればより効果的に磨けるのか」をしっかりとお伝えし、患者さん自身が自分の口腔環境を理解できるようにサポートしています。
また、セルフケア指導の一環として、食生活や生活習慣のアドバイスも行っています。
糖質の多い食事を頻繁に摂るとむし歯のリスクが高まること、喫煙が歯周病を悪化させることなど、歯の健康に影響を与える要素は多岐にわたります。
そうした背景も踏まえ、患者さんが総合的に健康を維持できるようにサポートしていきたいと考えています。
Q4) スタッフ教育や医院の運営において大切にしていることは何ですか?

A) 当院では「スタッフ教育」も重要視していますが、それ以上に「入口管理」、つまり採用の段階からしっかりと厳選することを大切にしています。
ありがたいことに、当院には全国から多くの歯科衛生士さんや歯科助手さんがご応募してくださいます。
その中から本当に優秀で、当院の理念に共感してくれる人材を厳選して採用しています。
採用の際には、単にスキルがあるかどうかではなく、「患者さんのことを第一に考えられるか」「チームワークを大切にできるか」といった点を重視しています。
どれだけ技術があっても、患者さんと誠実に向き合えないスタッフでは意味がありません。
細田歯科医院では、患者さん一人ひとりに寄り添い、最適な治療を提供することをモットーにしているため、その理念に共感できる人材を迎え入れることが大切なのです。
また、採用後も外部講師を招いての研修や院内勉強会を定期的に実施し、スタッフ全員が最新の知識と技術を身につけられるようにしています。
特に、歯周病治療においては、高名なフリーランスの歯科衛生士の指導を受けながら技術力の向上を図っています。
その結果、当院の歯科衛生士は、一般的に「治せない」とされている歯周病でも、ある程度のレベルであれば改善できる技術を習得しています。
これは、外部の講師からも高く評価されており、当院の大きな強みの一つとなっています。
加えて、スタッフ一人ひとりのモチベーションを維持し、高いレベルで働ける環境を整えることも医院運営の重要なポイントだと考えています。
例えば、スタッフ同士のコミュニケーションを大切にし、お互いに学び合える環境を作ること、院内の雰囲気を明るくし、患者さんが安心して通えるようにすることなど、細かい部分にも気を配っています。
医療機関は「医療を提供する側の都合」で運営されがちですが、細田歯科医院は「患者さんにとってどうあるべきか」を常に考え、それを支えるスタッフの育成にも力を入れています。
Q5) 今後の展望について教えてください。

A) 今後は、訪問歯科診療のさらなる充実を図っていきたいと考えています。
現在の日本は高齢化が進み、多くのご高齢の方が通院困難な状況にあります。
特に、認知症や脳梗塞の後遺症で下半身不随になってしまった方などは、自力で歯科医院に来ることが難しく、適切な歯科治療を受けられないケースが増えています。
そのような方々のために、当院では訪問歯科診療を行い、患者さんの生活の質、QOLを向上させることに取り組んでおります。
訪問歯科診療では、単に「歯の治療をする」だけではなく、患者さんの全身の健康管理も考慮することが重要だと考えております。
例えば、ご高齢の方の場合、噛めない状態が続くと栄養状態が悪化し、体力の低下につながることがあります。
そのため、当院では「しっかり噛める入れ歯」の提供に力を入れ、患者さんが食事を楽しめる環境を整えることを大切にしています。
実際に訪問診療をしていると、「先生、この入れ歯にしてから食事が美味しくなった」「前より元気になった気がする」といったお声をいただくことも多く、非常にやりがいを感じています。
また、今後は「スポーツ歯科」にも力を入れていきたいと考えています。
近年、アスリートのパフォーマンス向上のために、口腔環境の管理が重要視されるようになっています。
特に、噛み合わせのバランスは、体の軸の安定性や筋力の発揮にも影響を与えると言われています。
実際、こどもの頃からスポーツに打ち込むアスリートも多く、その段階で適切な口腔育成を行うことで、将来的なオーラルフレイル(編集者注: 口腔機能の衰え)の予防にもつながります。
例えば、正しい歯並びや噛み合わせを維持することは、スポーツ時のパフォーマンス向上だけでなく、成長期の体の発達にも良い影響を与えます。
そのため、細田歯科医院では、アスリートの口腔ケアを専門的にサポートできる体制を整えていく予定です。
さらに、予防歯科の重要性を地域全体に広めていくことも、今後の大きな目標の一つです。
現在、多くの方が「歯医者は痛くなってから行くもの」と考えていますが、実際には定期的なメンテナンスを行うことで、むし歯や歯周病を未然に防ぐことができる可能性が高まります。
そのため、当院では今後、地域の学校や企業と連携し、予防歯科の大切さを伝える活動にも力を入れていきたいと考えています。
この考えは、当院の副院長も強く共感してくれていて、医院全体で取り組むテーマでもあります。
患者さんが自分自身の口腔健康を維持できるように、セルフケア指導の充実にも引き続き取り組んでいきます。
特に、ライフスタイルに合わせたケアの提案を強化し、患者さん一人ひとりに最適な方法を提供できるようにすることが目標です。
例えば、忙しいビジネスパーソン向けには短時間で効果的に磨ける方法を、子どもには楽しみながら歯磨きを習慣化できる工夫を提案するなど、個々のニーズに応じた指導を行っていきたいと考えています。

インタビューを終えて
東京都葛飾区にある、細田歯科医院を運営する、医療法人社団栄昂会 理事長の中原先生にお話を伺ってきました。
中原先生には、栄昂会が運営する他のクリニックについてもインタビューをさせていただきましたが、すべて分かりやすく丁寧にお話ししてくださったので、非常に理解しやすかったです。
細田歯科医院は、電車の駅からは多少遠い位置にありますが、葛飾区細田地区で歴史のある歯医者さんです。
昔ながらの「削って詰める」治療から、中原先生の代になって「予防中心の歯医者さん」にシフトしました。
予防中心にシフトするにあたって、急激に変えるのではなく、患者さんのニーズには寄り添いながら、少しずつ変えていく、という方針を取ったところに、中原先生の「患者さんファースト」が伺えます。
ご自身の歯を大切にしていきたいとお考えの方は、ぜひ一度、細田歯科医院にご相談してみていただければと思います。
細田歯科医院の詳細
細田歯科医院にまだ一度も行ったことない、中はどうなっているんだろう? どんな人がいるんだろう? とご不安の方は、ぜひこちらから細田歯科医院の詳細をご覧ください。
中の様子や、院長先生を始めスタッフさんの雰囲気を撮影した動画 などもご覧いただけます。
