インタビュー 2023年10月04日

きし歯科ファミリークリニック 院長先生インタビュー

きし歯科ファミリークリニック 院長先生インタビュー

きし歯科ファミリークリニックは、大分県大分市賀来西 県道601号(小挾間大分線)沿いにある、予防に力を入れている歯医者さんです。


今回は、きし歯科ファミリークリニックの院長の 岸 岳宏 先生に、色々とお話を伺ってきました。


きし歯科ファミリークリニックの詳細はこちらからご覧ください。(岸先生をはじめ、多くのスタッフの方の動画も載っています)


Q1) きし歯科ファミリークリニックのコンセプトを教えてください


A) きし歯科ファミリークリニックは、「未来を変えることができる歯科医院」を目指しています。


この「未来」というのは、患者さんだけではなく、働くスタッフの未来も含んでいます。

関わる全員の未来を、より良く変えていきたい、という意味合いです。


数多くの歯科医院から当院を選んで通院されている患者さん、健康になりたいと努力されている患者さんを、精一杯サポートすることが、私たちの責任だと考えています。


また、医院名にもファミリークリニックと入れているのですが、「ご家族皆さんでいらしていただき、ご満足いただけるようにする」というところにもこだわっています。


特にお子さま、小さいお子さまについては、大人の歯、お口と大きく異なる部分があります。

それは、顎自体が成長していく、ということです。


顎の成長に合わせて、成長量や成長方向を考えながら、処置や対応をしていく、そのためにはその知識が必要です。

私(院長)を含め、当院の歯科医師及びスタッフの多くは、小児歯科に関する専門的な勉強を継続して行なっております。


お子さまの成長に合わせて、しっかり歯やお口、全身を見ていくことができる、それを軸にして、ご家族全員がいらしていただけて、ご満足いただけるクリニックにしていく、ということも、きし歯科ファミリークリニックのコンセプトだと考えています。


Q2) 小児歯科にご興味を持ったきっかけは?

A) 将来にわたってお口の健康を保つというのは非常に重要です。その中で、お子さんは、その後の人生がより長い、という特徴があります。


より長い未来に対して、より良い影響を与えられる、ということは歯科医療の中でもより社会貢献度が高い分野であろう、と考えたのが、小児歯科に強く興味を持ったきっかけです。


きし歯科ファミリークリニックを開業する前から小児歯科への興味を持っていたので、この地区の子どもの、むし歯や歯周病、不正歯列、不正咬合をなくしたい、という思いをもとに開業しました。


開業してしばらく診ていると、むし歯が多くあるお子さんはそんなにいない、が、歯並びが悪いお子さんが大変多い、ということが分かってきました。


歯並びが悪いということは、口腔機能に原因があることがほとんどですので、来院してくれている不正歯列・不正咬合の子どもたちの口腔機能の発達のサポートや改善に、開業当初から取り組んでいく必要がありました。


子どもの口腔機能の発達支援や改善、そして不正歯列・不正咬合の予防・治療には、より専門的な知識が必要になってくるので、院長業務を行ないながら、母校の口腔機能発達学分野の大学院に通って、勉強や研究をしました。


「歯並びがこういう状態のお子さんは、ここの筋力が弱い」といった、不正歯列・不正咬合と口腔機能との研究を進めまして、それが今のきし歯科ファミリークリニックの口腔育成・小児矯正に活きています。


口の機能の問題、不正歯列・不正咬合の原因がいつ生じるかをさかのぼっていくと、赤ちゃんの頃なんですね。

歯並びが悪いというのを予防しようと考えたとき、いつからアプローチしないといけないか、というと赤ちゃんからだと考えています。


その赤ちゃんの頃から、全身の健康も含めて総合的に診られるように、助産師さんや小児科の先生などの専門家と連携しながら、きし歯科ファミリークリニックは日々診療を行なっています。


Q3) むし歯や歯周病の予防についてはいかがですか?

A) はい。むし歯や歯周病の予防については、もちろんお子さんだけでなく大人もご高齢の方に対しても、重視しています。


むし歯予防、歯周病予防については、日々のセルフケアに加えて、定期的にご来院いただき、メインテナンスをすることが非常に重要です。


きし歯科ファミリークリニックでも、メインテナンスの患者さんは多くいらっしゃっていただいております。

遠方から通ってきてくださる方もいらっしゃいます。

当院を信頼して、継続して通院いただいている患者さんのご期待に応えられるように、医院全体で定期的に研修を行なっています。


従来の歯科医療は対症療法でしたが、現在は、むし歯や歯周病は予防できることが分かっています。

メインテナンスでご来院いただいた際は、必要な処置をしつつ、予防のための考え方などをお伝えしております。


お口から、全身の健康状態をより良くすることができるとも考えておりますので、予防・メインテナンスを通じて、患者さんの健康なお口と身体をサポートしている、ということになると考えています。


せっかく当院にいらしていただいている方に対して、お口だけを見るのではなく、全身、より良い生活、未来のために、できることは何なのかを常に考えて、日々の診療、メインテナンスを行なっており、「その日その日のベストを尽くして、そのベストを毎日更新していく」ことを医院のスローガンに掲げています。


Q4) 他に力を入れている治療項目はありますか?

A) 小児歯科と予防については、もちろん最も力を入れているわけですが、その他でいくと、インプラント治療にも開業当初から注力しています。


なるべく短期間で、侵襲・ダメージをできるだけ少なくするインプラント治療を実現するために、大学の研修施設に在籍して研修を重ね、外部のセミナーにも通い、今はそういうことができるようになりました。


短期間で完了することを目指したのは、結果が同じなのであれば、治療期間が短い方が患者さんにとってメリットがあるだろうと判断したからです。


やることをシンプルにして仕組化するなど、いろいろな工夫をしてきたことが実を結びつつあります。


他にも、マウスピース矯正、インビザラインも、患者さんのニーズがあるため、力を入れています。

マウスピース矯正は、一般的には、痛みなどの患者さんの負担は少ないと言われていて、最近全国的に人気がある治療方法です。


歯列矯正は、歯ブラシが届きやすくなるなど、むし歯・歯周病予防にも効果があるので、歯並びが気になる方は、気軽にご相談いただきたいと思っています。


Q5) スタッフが皆さん明るく元気な方なのですが、そういう教育をしているんでしょうか?

A) 恥ずかしながら、開業当初はあまりスタッフの人間関係のことまで頭が回っていなかったんです。


ただ、数年前に、とあるスタッフが、医院の人間関係を理由に退職してしまいました。

スタッフを失うことは医院にとっても患者さんにとっても大きな損失です。


そのときに「患者さんにベストな診療を提供しようと思うなら、スタッフ間の人間関係にも踏み込んでいかないといけないんだな」と考えました。


きし歯科ファミリークリニックに関わる全ての方には、決して後悔してほしくない、と思っています。

患者さんはもちろんですが、スタッフに対してもそう思っています。


周りに歯医者さんが増えている中で、患者さんもスタッフも、きし歯科ファミリークリニックを選んで良かったと思ってほしいと強く願っています。


スタッフは、1日の大半は職場で過ごします。

つまり人生の大半は職場にいるわけです。仕事なので、やはり大変だったり努力が必要だったりしますが、余計なことには気を使ってほしくないです。


人間関係で足を引っ張られるとか、パワーが割かれるとかは、患者さんのためにならないので、イヤなんですね。


なので、ルールをしっかり作って明文化して、それを継続的にスタッフ全員に伝えて、ということをやり続けています。

新しいスタッフが入ったときや、試用期間が終わるときなどにも説明をしています。


そうして時間が経っていくと、そのルールを守って、人間関係にストレスがない状態で働くスタッフが増えていったと思います。

人間関係にストレスがない状態で働いているので、みんな明るく元気に見えるんだと思います。


もちろん患者さんにもそういうところは見えていて、患者さんからも「いいスタッフがそろっている」とご評価をいただいています。


Q6) きし歯科ファミリークリニックの今後の展望を教えてください。


A) まずは、専門家との連携をより強化していきたいと考えて、動き始めています。


例えば、お子さんのお口の状態をより良い状態にしようと思って、原因をさかのぼっていくと、赤ちゃんにたどり着く、というお話を先ほどしましたが、そこで助産師さんと連携しています。


助産師さんと連携してみて分かったことですが、やはり専門家は、圧倒的に知識と経験を持っています。


助産師さんはお子さんの発育全般の知識や経験が豊富ですし、最近は、お子さんの発声や滑舌などに悩まれるご両親も多いので、その領域の専門家である言語聴覚士の方との連携を進めていますし、小児科の先生との連携もはじめています。


そうやって専門家との連携を進めることで、きし歯科ファミリークリニックを「子育て全般の支援ができる場」にしたいというのが長期の展望です。


インタビューを終えて

大分市賀来西の、きし歯科ファミリークリニック 院長の岸先生にお話を伺ってきました。


岸先生は、優しく真面目なお人柄で、非常に丁寧にお考えを話してくださいました。

インタビュー中にもありましたが、スタッフの皆さんもとても明るく、フレンドリーに接してくださって、このインタビューを含めて丸1日クリニックにおりましたが、非常に楽しく過ごせました。


きし歯科ファミリークリニックは、小さいお子さんの患者さんが多いので、院内がとても賑やかで楽しい雰囲気です。

歯科医院特有の、静けさや暗さみたいなものは全くありませんでした。


賀来駅からも近く、駐車場も広いので、通いやすいところにあります。


ご通院可能な方は、ぜひお気軽に行ってみていただければと思います。

優しく丁寧な院長先生と、明るく元気なスタッフさんが迎えてくれると思います。


きし歯科ファミリークリニックの詳細

きし歯科ファミリークリニックにまだ一度も行ったことない、どんな人がいるんだろう? とご不安の方は、ぜひこちらから、きし歯科ファミリークリニックの詳細をご覧ください。

院長である岸先生をはじめ、スタッフ皆さんの雰囲気を撮影した動画などをご覧いただけます。