渋谷青山デンタルクリニック 親知らず抜歯体験記
東京都渋谷区渋谷1丁目8−7 第27SYビル 10階にある「渋谷青山デンタルクリニック」で、親知らずを抜いた実体験を記事にまとめました。
渋谷青山デンタルクリニックは、JR、東京メトロ、東急各線の渋谷駅から徒歩5分ほど、宮益坂を登ったところにある歯医者さんで、親知らずの抜歯に定評があり、それを求めて全国から患者さんが来院されているそうです。
(遠くは、沖縄からわざわざ親知らず抜歯の患者さんがいらっしゃったそうです)
今回は、その渋谷青山デンタルクリニックで、編集部が実際に親知らずの抜歯を(自腹で)体験してきたので、その様子をレポートします!!
(親知らず抜歯の患者 と カメラマン の2名で伺いました)
渋谷青山デンタルクリニックの詳細情報はこちらからご確認ください。
Step1. 事前予約 (6/21)
渋谷青山デンタルクリニックは、Web予約もできるのですが、今回はお電話(03-6421-0550)にて初回の予約を取りました。
完全に「初めてのお電話」です。
お電話で、
- 渋谷青山デンタルクリニックに行くのは初めてであること
- 埋まっている下の親知らずを抜いてほしいこと
- できれば左右2本の親知らずを同日に抜いてほしいこと
- 平日の遅めの時間に来院したいこと
を電話口でお伝えすると、「左右2本の親知らずを同日に抜歯できるかどうかは、医師の診断によるので、この場ではご回答ができない」旨を伝えられたあとに、日程調整に入りました。
いくつか日程をご提示いただき、2023/7/4(火) 18:15 の診療枠で診ていただくことになりました。(電話した日から13日後)
またその際、「初回来院で問診票のご記入があるので、18:05にはご来院いただきたい」というお言葉もいただいたので、了解の旨を伝えて最初のお電話は終了しました。
Step2. 来院 (7/4 18:05)
言われた時間ぴったりの18:05に来院しました。
※実は、余裕を持って到着しようと思っていたのですが、少し迷ってしまい、来院時間がぴったりになってしまいました。
宮益坂の上の方、左側の、1階が靴屋さんのビルです。ご不安な方は渋谷駅からの道順動画をご確認ください。
Step3. 受付 (18:05)
クリニックに到着後すぐ受付へ。
受付で、予約時間(18:15)と患者氏名を伝えて、健康保険証をお渡しして、その後受付スタッフから問診票を受け取りました。
受付スタッフ「ボールペンは、各イスの隣に置いてあるので、そちらをお使いください」とのことだったので、待合室のイスに座り、問診票を記入
18:11 問診票を書き終わり、受付スタッフに提出。
受付スタッフ「おかけになってしばらくお待ちください」とのことで、イスに座り呼ばれるまで待ちます。
Step4. レントゲン撮影 (18:13)
(来院から7分)
※他の患者さんの状況などにより、以降の順番は前後する場合があるようです。
診療スタッフ「歯科チェアの準備をしているところですので、先にレントゲン撮影をさせていただきます」と伝えられ、診療スタッフに案内されてレントゲン室へ移動します。
診療スタッフの指示に従い、レントゲン装置の位置合わせを行いました。
18:15 セッティング完了
診療スタッフ「レントゲン撮影しますので、しばらくそのまま動かずにお待ちください」と言われ、そのまま動かず待ちます。
すぐに撮影は終了したものの、撮影した写真の確認 → CT撮影 と移行し、動かずにさらに待ちます。
18:18 レントゲン、CTの撮影が終了 (来院から13分)
その後、一度待合室でもう少しだけお待ちくださいと言われ、待合室へ移動しました。呼ばれるまでここで待ちます。
Step5. 歯科チェアに案内 (18:21)
(来院から16分)
待合室で待っていたら呼ばれて診療室に案内され、歯科チェアに座ると同時に、歯科医師(院長の福島先生)がいらっしゃいました。
モニターに映されているレントゲン写真を見ながら、福島先生が、親知らずの状況、どこを抜いた方が良いか、など説明してくれます。
今回のケースでは、以下の3本を抜いた方がよいのでは、との判断でした。
- 右下の親知らず: 斜めに生えていて、半分出ていて半分埋まっている
- 左下の親知らず: 斜めに生えていて、半分出ていて半分埋まっている
- 右上の親知らず: 歯ぐきにほぼ埋まっている
※患者は「下の左右を同時に抜いてほしい」という要望でしたが、福島先生から「下の左右を同時に抜歯すると、数日間ご飯が食べられなくなってしまったり、万が一大量出血があった際に対応が難しい」などの説明を受け、福島先生が提案された「右の上下親知らず2本を同時抜歯、左下の親知らずは後日」という対応に同意しました。
その後、アニメーションを用いて、本日の処置手順の説明を受けます。
加えて、抜歯後の注意事項とリスクの説明を受けます。
抜歯の注意事項: 少なくとも2~3日は腫れや痛みが出る、当日の入浴(シャワーは可)、飲酒、運動はダメ、数日間は激しいうがいはダメ、など。
リスク: 親知らずが神経に触れていたり、触れていなくても腫れによって神経が圧迫されたりすると、麻痺が出る可能性があること。麻痺が出たらすぐにクリニックに来院してほしい、など。
18:34 当日の処置内容の決定、準備の完了 (来院から29分)
Step6. 麻酔 (18:35)
(来院から30分)
※通常は、患者さんの目の部分にタオルをかけるのですが、この患者さんはタオルを顔にかけられると気分が悪くなってしまう、という自己申告があったので、タオルなしで処置をしています。
18:36 患部周辺に表面麻酔を塗る。麻酔が効くまでしばらく待つ
18:39 患部に浸潤麻酔(麻酔針で歯ぐきの中に入れる麻酔)を打ち始める
18:42 麻酔終了。麻酔が効くまでしばらく待つ
福島先生から「痛いときは左手を挙げて知らせてください」と言われました。
Step7. 右下の親知らず抜歯 (18:48)
(来院から43分)
右下の親知らずの抜歯処置開始です。
※右下の親知らず: 斜めに生えていて、半分埋まっていて半分顔を出している状態
2度ほど、途中で痛かったので手を挙げました。手を挙げるとすぐに麻酔を追加してくれています。
「痛かったら我慢しないで手を挙げてくださいね。痛いのに我慢すると、逆に処置時間が長引いてしまうこともありますので」と言われ、痛いときは遠慮なく手を挙げるようになっていました。
18:54 (来院から49分 処置開始から5分半) 右下の親知らずの抜歯処置終了
Step8. 右上の親知らず抜歯 (18:55)
(来院から50分)
続いて右上の親知らず抜歯処置開始です。
※右上の親知らず: 歯ぐきに完全に埋まっている状態
18:57 (来院から52分 処置開始から1分半) 右上の親知らずの抜歯処置終了。こちらは難しいとの事前判断でしたが、あっさり終了です。
Step9. 抜歯後処置 (18:57)
(来院から52分)
切れた歯ぐきなどのお掃除開始 (そうは)
18:58 お掃除終了、治りを早くするスポンジを入れます (別途費用がかかります)
18:59 スポンジ入れ終了、傷口の縫合開始
19:01 (来院から56分 処置開始から13分) 縫合終了
19:02 ガーゼを渡されて、30分間は強く噛んでいるように福島先生から指示を受けます。
その後、抜いた歯を見せてもらって、これらの歯がどうだったか、どういう処置をしたか、の説明と、出血が思いのほか少なかった旨の報告を受けました。
19:07 ガーゼは30分噛むように言われているものの、出血自体は少なく、既に出血が止まっていたので、30分間クリニックで待ち続ける必要はなく、帰っても大丈夫と言われていました。
※人や患部の状態によります。出血が続いている場合は待合室で30分待ち、最後に歯科医師が確認するケースもあるようです。
注意事項が書かれた紙と、替えのガーゼをもらい、待合室へ。
Step10. お会計と次回の予約 (19:09)
(来院から64分)
待合室で1~2分待ったら、受付スタッフに名前を呼ばれたので、受付へ。
受付にてお会計。
右の上下2本を抜いて、健康保険適用で自己負担12,000円程度のお支払いでした。
その後、痛み止め・抗生物質の処方箋 と 領収書を受け取ります。
縫合の糸を取る(抜糸)の日程調整をし、10日後で決定。
抜糸の日時が書かれた診察券と、「親知らずバスターズ」のシールをもらって終了です。
19:11 (来院から66分) 終了
Step11. 薬局
クリニックを出て、近く(ビルを出て徒歩1分)にある調剤薬局に入り、痛み止めと抗生物質をもらいます。
このときの処方は、抗生物質3日分・痛み止め7日分でした。
Step12. 予後(抜歯当日~翌日)
抜歯当日から翌日の状況は以下のような感じでした。
- 当日は22:00くらいまで結構麻酔が効いてる感じで、特に痛みがなく就寝
- 午前3時ころに少し痛みがあり目覚めたので、痛み止めを飲んで、頬を冷やす (これでまたすぐ眠れるくらいの少しの痛み)
- 翌朝、少し違和感がある程度。少し出血がある状態
※予後は、大きく個人差があるようなので、参考程度にとどめてください。
Step13. 予後(抜歯2日後)
抜歯2日後の状況は以下のような感じでした。
- 痛みは若干ある (ちょっと歯肉炎あるくらい)
- 出血はまだ少しある
- 腫れはほぼないような気がする
- 内出血は今のところなさそう (見られない)
※予後は、大きく個人差があるようなので、参考程度にとどめてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
右側の親知らず上下同日抜歯の様子を、かなりリアルにお伝えできたのではないかと思います。
(抜歯処置の様子は、動画の切り貼りなどは一切行っておりません)
患者は、結果として予後は良好に推移し、逆側の親知らず抜歯の予定調整を行っているところと聞いています。
即日抜歯ではなく、一度相談してみて、後日抜歯するかしないかを決める、という方法もあるそうなので、気になる方はぜひ一度、渋谷青山デンタルクリニックにご相談してみてください。